レズビアンとは?

こんにちは。前回の投稿から少し時間が空いてしまいましたが、今回はLGBTのL、レズビアンについて書いてみたいと思います。LGBTに詳しい方にとっては、すでに知っている部分も多いと思うので、気になる部分だけ読んでみてもらえると嬉しいです。また、ここでの意見はあくまで私個人のもので、セクシュアリティの説明の部分も、私の理解でしかないので、これを正解だと思わないでください。

 

◆レズビアンってどんなセクシュアリティ?◆

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レズビアンとは女性を好きなる女性のことです。

レズビアンの定義については、知っている方も多いと思いますし、LGBTについての投稿でも説明したので、軽くにしておきます。

 

◆レズビアンの特徴◆

レズビアンの見た目的な特徴は、正直、特にないと思います。特にフェム(後ほど説明します)の方は、私には全然見分けがつきません。以前、LGBT関連のパーティーに行った時に、初対面の男性から「あなたはノンケだよね?」と言われたので、「何でわかったんですか?」と聞いたところ、「レズビアンの人はあんまりチークと入れてないイメージだし、髪もあんまり巻いてる人いない気がするから」と(私はチークがっつり入れてましたし、巻き髪でした)。それを聞いて、私が会ったことのあるレズビアンの方々を思い浮かべてみると、確かにナチュラル系のメイクで、髪もストレートの人が多い気がしました。ですが、全員がそうだったわけではありませんし、Youtubeなどでレズビアンの方を探しても、しっかりめのメイクをしている方がすぐ見つかります。見た目だけでレズビアンかどうかを判断するのは難しいと思います。少なくとも、私には無理です。

ここで、レズビアンの見た目に関する用語を2つご紹介したいと思います。

 

□レズビアンの見た目に関する用語□

ボイ

→ボーイッシュ。

私の中で、ボイの方のイメージは、ショートヘアに薄めのメイク、服装はパンツスタイルです。

フェム

→フェミニン。

フェムの方のイメージは、女の子っぽい女の子。ミディアム〜ロングヘアで、服装はスカートスタイルが多いイメージです。

正直、LGBTについて勉強し始める前は、私の中ではレズビアンといえばボイなイメージでした。ですが、実際に複数人のレズビアン当事者に会ってみると、全然そんなことはなく、フェムも多かったです。色々なタイプに会えば会うほど、見た目ではわからないなと痛感します。

 

◆レズビアンの有名人◆

日本でレズビアンを公表している有名人はまだまだ多いとは言えません。特にテレビなどで見かけることはほとんどなく、ゲイの方の存在が目立ちます。以下では、日本でレズビアンを公表している有名人を少しご紹介します。

●増原裕子

増原さんは、元々LGBT活動家として企業向けLGBTセミナーなどを行なっており、先日の参院選では立憲民主党から初出馬を果たしました。渋谷区で同性パートナーシップ条例が制定された際、第一号としてパートナー証明書を取得した方でもあり、パートナーの元宝ジェンヌ、東小雪さんとディズニーリゾートで初めて同性同士の結婚式も挙げました。現在は、先日同性愛を告白した勝間和代さんのパートナーです。

●Reyan、U

ReyanさんとUさんは、レズビアンカップルとして活動しているYoutuberさんです。エルビアンTVというチャンネルで、カップルで過ごすリアルな日常を発信しています。

●大方なつみ

大方さんは、Colourful Style ×(カラフルスタイルクロス)というラジオ番組のパーソナリティーを務められている方です。Colourful Style ×は渋谷クロスFMのラジオ番組で、月曜の19:00〜19:50に放送されています。

ここで、海外のレズビアンを公表している有名人もご紹介したいと思います。

●Ellen DeGeneres

Ellenは、アメリカの有名なコメディアンです。The Ellen Showというテレビ番組の司会をしており、この番組のYoutube登録者数は3300万人を超えています。彼女はおそらく世界一有名なレズビアンです。

また、はっきりと「レズビアンである」と明言はしていないものの、同性との交際を公にしている有名人もいます。

●Cara Delevingne

スーパーモデルで、女優業もこなすCara Delevingneは先日、女優でモデルのAshley Bensonとの交際をInstagramで明らかにしました。これまでも同性との交際が報じられることはありましたが、Cara本人が公表したのはこれが初めてのようです。

 

◆レズビアンカップル◆

日本ではカミングアウトをしているレズビアンの有名人があまり多くないのが現状ですが、上の有名人の欄でご紹介した人の中にも、カップルで同性愛を公表している方がいます。ここではその方々を写真でご紹介したいと思います。

増原裕子・勝間和代

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出典:http://various-search.com/katsuma-masuhara

 

Reyan・U

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出典:https://twitter.com/lbiantv_uyan?lang=eu

ここで、海外のカップルも見てみましょう。

こちらも先程有名人のところでご紹介した方々ですが、EllenとPortiaは2008年に同性婚をしています。

Ellen DeGenres・Portia De Rossi

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出典:https://www.womenshealthmag.com/relationships/g27019961/ellen-degeneres-portia-de-rossi-body-language-relationship/

 

Cara Delevingne・Ashley Benson

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出典:https://time.com/5609057/cara-delevingne-talks-dating-girlfriend-ashley-benson/

カミングアウトをしている人がまだまだ少ない中、同性愛を公表し、カップルとして公に姿を見せている方を見ると、なんだか微笑ましくなります。カミングアウトを経て、2人で微笑んでいる姿には私自身とても勇気付けられます。同性愛カップルとしてのロールモデルが少ない中で、彼らの存在は貴重なのではないでしょうか。世間にレズビアンカップルが存在することを知っているだけの状態と、その人達の顔が実際に見られる状態とでは大きく変わるはずです。より実感を持って、その存在を知ることができます。顔が見える同じ人間として、同性愛カップルの存在を感じられる機会が増えれば、当事者が勇気付けられるだけでなく、LGBTでない人達がレズビアンについて知っていくきっかけにもなるのではないでしょうか。

 

◆レズビアンの方のお悩み◆
  • 同性愛ネタで笑いが起きる
  • 恋愛の話に入りにくい(異性愛前提の話に入りづらい)
  • 結婚を急かされる
  • 万が一の場合、保険金の受け取りや看取り、葬儀の喪主を務めることができない
  • 性的な質問をいきなりされる
  • 出産を急かされる
  • アウティング

まだまだ他にもあるとは思いますが、ここでは私自身がレズビアン当事者の方から比較的よく聞いたもの、印象に残っているもののみご紹介します。

同性愛ネタで笑いが起きるとつらいというのは、本当によく聞く話です。これがあるから学校や職場でカミングアウトできないという当事者の方、多いと思います。

恋愛の話に入りにくいというのは、「彼氏いるの?」「彼氏どんな人?」のように、異性愛前提での質問が飛んでくるからです。「本当は彼氏じゃなくて彼女なんだけどな、、、」と思いながらもとりあえず話を合わせて苦しんでいるレズビアン当事者も多いだろうと思います。異性愛前提の場では、同性愛特有の悩みを話すことができないため、相談先のない悩みを1人で抱えるのが苦しいという場合もあるでしょう。

結婚を急かされるというのは、基本的に親からの場合が多いです。異性愛者の場合でも、ある程度の年齢になると親から「そろそろ結婚したら?」などと言われたりしますが、レズビアンの場合、結婚したくてもできない事情があります。日本ではまだ同性婚が認められていないため、本人たちが望んでも籍を入れられないのです。結婚したい相手がいて、相手も結婚を望んでいるのにできないというのは苦しいだろうと思います。日本でも早く同性婚が認められるといいですね。

万が一の場合、保険金の受け取りや看取り、葬儀の喪主を務めることができないというのは、同性婚が認められていないことと関係しています。結婚しているカップルの場合、どちらかに万が一のことがあった場合は、基本的に配偶者に保険金の受け取りや看取りの権利が認められます。葬儀の喪主も基本的に配偶者の方が務めますよね。しかし、同性婚が認められていない日本では、10年以上一緒に暮らしてきて、事実婚同然のカップルの場合でも、同性のパートナーにはこれらの権利が認められません。一部企業では同性カップルでも保険金の受け取りを可能にする取り組みなどを行なっていますが、あくまで民間企業が各々の判断で同性パートナーを婚姻関係にある配偶者と同等とみなすがどうか決める形になっており、国としては認めていないのが現状です。

レズビアンだとカミングアウトをすると、パートナーとの性生活などについていきなり質問をする人がいます。知らない世界だから気になるという気持ちはわからなくもないですが、それにしてもいきなり性的な質問をするのは相手に失礼です。異性愛者だって、それほど親しくもない人にいきなり性的な質問をされたら嫌な気持ちになりますよね。レズビアンの方だって同じです。いきなり突っこんだ質問をされれば驚くし、嫌な気持ちになります。

出産を急かされるという状況は、レズビアンだけでなく、異性愛者の女性でも経験する可能性があることですが、特に親から「孫の顔が見たい」と言われるケースが多いのではないでしょうか。急かしているつもりはないのかもしれませんが、何度もこのようなことを言われると、ストレスを感じてしまう人も多いでしょう。ましてや、同性愛の場合、お互いに子供を望んでいてもなかなか作れないという現状もあります。体外受精で子供を授かるケースもありますが、それにしたって、どちらが産むのか決めなくてはならないし、2人ともの遺伝子を受け継いだ子供を授かることは今の日本では不可能です。ただでさえ悩む要素が多いのに、周りからプレッシャーをかけられたらたまったもんじゃありません。妊娠・出産は女性の身体にとって大きな負担のかかることです。周りが決断していいことではありません。本人の意思を聞いて、むやみにプレッシャーをかけないようにして欲しいです。

アウティングとは、言いふらしのことです。LGBTという言葉自体はだんだんと認知されてきたものの、カミングアウトをしているLGBT当事者はまだまだ多くはありません。そんな中で自身のセクシュアリティをカミングアウトするのは多くの当事者にとって勇気のいることです。差別的な態度をとる人もまだ多いため、カミングアウトをする相手も慎重に選んでいることがほとんどです。なので、自分がLGBT当事者からカミングアウトを受けた場合にその人がLGBTであるということを勝手に他人に言いふらすのは避けるべきです。LGBTでない人だって、自分の悩みや秘密を他人に勝手に言いふらされたら嫌ですよね。LGBTであるというのは恥ずべきことでは全くないので、本来秘密にしなくてもいいことだと思います。実際にLGBTであることに悩んでいない当事者も稀にいます。しかし、LGBTに対する差別がまだ世の中に存在する今は、むやみに言いふらさない方がいいでしょう。

 

◆レズビアンとカミングアウト◆

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先程、レズビアンの有名人を少しご紹介しましたが、皆さんはレズビアンの有名人と言われてどなたを想像しましたか?「1人も浮かばなかった」という方もいるのではないでしょうか。私自身、レズビアンの有名人を思い浮かべてみた時、その数の少なさに驚きました。特に日本人の有名人は、ほとんど浮かびませんでした。私個人が知らないだけという可能性もゼロではありませんが、これほど浮かばないのは、カミングアウトをしているレズビアンの方がそもそも少なく、さらにゲイほどにレズビアンがフォーカスされていないという現状があるからのように思います。ゲイバーのママさんなどと話していても、「カミングアウトしてるゲイが周りにいるっていうのはわかるけどさ、レズビアンをカミングアウトしてる人って周りにいる?」と聞かれることがあります。そこからも、レズビアンのカミングアウト率の低さが伺えます。なぜレズビアンのカミングアウト率は低いのか。色々な事情があるとは思いますが、私には男女格差も関係しているように思えます。ということで、次の章でレズビアンと男女格差について少し考えてみたいと思います。

 

◆レズビアンと男女格差◆

LGBT当事者の方と関わっていく中で、ゲイバーやレズビアンバーに連れて行って頂く機会が何度かありました。そこで気づいたこと。基本的にレズビアンバーの方が料金が安いということ。バーの数自体も、レズビアンバーの方が圧倒的に少ないです。ここには男女の給与格差が影響しているように私には思えます。働く女性が増えてきたとはいえ、男女の労働環境はまだまだ平等とは言えず、同じ程度の働きをしていても、男性に対してより多く給与を支払っている企業もまだ多く残っているのが日本の現状です。そして、女性は職場など公の場で化粧をするのが当たり前、身なりに気を遣わないと「女子力が足りない」などと言われてしまう中では、メイクやヘアにお金をかけなくてはならず、女性が社会で生きていくのにはそれなりのお金がかかります。そうなると、バーで使えるお金はゲイよりもレズビアンの方が少なくなり、ゲイバーと同じ値段でドリンクなどを提供すると、女性はなかなかバーに来られなくなってしまいます。だから、価格を下げざるを得ない、そして価格を下げたところで通える程お財布に余裕のあるお客さんは少ないため、バーの数自体も増えない。このような構造が存在しているように思えるのです。他にも様々理由があるのだろうとは思いますが、上記のこともレズビアンバーの方が料金が安く、数も増えない一因なのではないでしょうか。

また、男女の差というところで言えば、テレビでの露出度もレズビアンはほとんどなく、ゲイの方が圧倒的に多いように感じます。LGBT層の芸能人の中でテレビでも露出度が最も高いのはゲイで女装をしている、ドラァグクイーンの層ではないでしょうか。マツコ・デラックスさんを筆頭に、全国各地のドラァグクイーンさんをテレビでよく見かけます。一方で、レズビアンの芸能人はどうかというと、テレビで見ることはほとんどありません。ネットで探せばカミングアウトをしている方が出てはきますが、ドラァグクイーンの方ほど、世間からの注目度は高くありません。このような状況下では、セクシュアルマジョリティ側はレズビアンを身近な存在として感じることができず、それが故にレズビアン側もカミングアウトがしづらくなります。お互いに知らないことが多いから、踏み込むのが怖いという状況になっているように感じるのです。世間の注目度が高まることをよく思わないLGBT当事者が一定数いるのも事実ですが、カミングアウトできるならばしたいけれど、差別や偏見が怖くて出来ない当事者も多いです。ゲイばかりでなく、レズビアンにももっとフォーカスを当てて、レズビアンの存在をLGBT非当事者にも身近に感じてもらう。それがレズビアンに方にとってもそうでない人にとっても生きやすい社会に繋がるのではないかと思います。

 

◆まとめ◆

今回はLGBTのL、レズビアンについて書いてみました。こんなに長くなる予定はなかったのですが、書いていくうちに止まらなくなりました。笑

ジェンダーギャップが大きく、まだまだ男女平等にも程遠い日本で、レズビアンのカミングアウト率はおそらく相当に低いと予想されます。職場に言えないという話は私自身よく聞きますし、友達などにも言えず、抱え込んでしまっているレズビアンの方もたくさんいるだろうと思います。少しでも多くのレズビアン当事者が自分のセクシュアリティに悩まなくていい世の中になるように、私自身、これからも考えていきたいと思います。

参考サイト

渋谷区パートナーシップ

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05H1M_V01C15A1CR0000/

Colourful Style×について

http://shibuyacrossfm.jp/program/mon/19.php

EllenとPortiaの結婚

https://www.cheatsheet.com/entertainment/how-long-have-ellen-degeneres-and-portia-de-rossi-been-married-their-relationship-timeline.html/

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